システム
オリンパス社製、最新内視鏡システム(EVIS X1)を導入しています。
専門医の高度な技術力や知識を最大限に活かした検査を行えるように、最新の医療機器を導入する事でデリケートな手元の操作を正確に伝え、お身体への負担が少ない検査を短時間に行うことができます。
また、TXI(Texture and Color Enhancement Imaging)、狭帯域光観察(NBI:Narrow BandImaging)など、がんをはじめとする消化器疾患のより高精度な観察・治療を支援するオリンパス社独自の技術が搭載されています。
胃カメラ
胃カメラはオリンパス社製GIF-1200N(先端径5.4mm)、GIF-H190N(先端径5.5mm)の細径内視鏡を採用しています。
この製品は極細径でありながら、最新のCCDセンサーを使用する事でハイビジョン画質を実現しており、従来より大幅に明るく高精細な画質で観察が出来ます。
検査では鼻から挿入する為、口から入る胃カメラとは異なり、舌根部を避けてカメラが挿入されるので嘔吐反射・苦痛の少ない胃カメラが可能です。
また、従来の口からの胃カメラにも使用する事が出来ます。
2013年2月より、ヘリコバクター・ピロリの除菌はヘリコバクター・ピロリ感染胃炎全体の方にも保険適応になりました。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後の方で、ヘリコバクター・ピロリ感染が疑われる患者さんにも従来より保険が適応されています。
大腸カメラ
◎大腸カメラはオリンパス社製PCF-H290ZI、先端11.7mmの大腸拡大細径内視鏡を採用しています。ご高齢の方は家族同伴で来院されることをお勧めします。
◎二酸化炭素(炭酸ガス)送気
従来の空気送気の場合、なかなか腸管内の空気が抜けずきれず、検査後も腹部膨満感や不快感で苦しむ方がおられました。
当院では二酸化炭素(炭酸ガス)送気で検査をより楽に検査できるようにしております。炭酸ガスは空気と比べ極めて吸収がよく、すぐに吸収されます。
送気を中止すると速やかに腹部の張りも改善していきます。このような工夫も苦痛軽減の一つになります。
◎ポリープ切除
(数が4個以上ある場合、大きさが1cmを超える場合、ポリープの形態、抗凝固剤の内服など当院での切除が困難と思われる場合は、当院では切除手術は行わず、他施設への紹介となります。)
内視鏡洗浄
胃・大腸カメラの内視鏡洗浄は、ジョンソン・エンド・ジョンソン社製のエンドクレンズを採用しております。
検査ごとに専用洗浄機で洗浄・消毒を行っており、安心して検査を受けていただけます。
ディスオーパ(フタラール)消毒液を用いていることから各種の栄養型細菌・真菌・結核菌および各種ウイルスに対して殺菌効果、不活効果を示し、5分で高水準消毒が可能です。2001年厚生労働省より高水準消毒剤として承認されています。